イシの小部屋 6

  「アクアマリン」 (ブラジル産)

 自分が一番好きな石は、なんと言ってもアクアマリン。 本当はもっと透明度の高い結晶が欲しいなぁと思いますが…なにしろ高いので…(^^; コレは透明度は低いですが、優しい海色をしていてそれなりに綺麗…だと思います。 アクアマリンは、エメラルドと同じ「ベリル」と呼ばれる種類に属しますが、ベリルの結晶は六角柱の形をしているのが特徴で、この標本もきれいに結晶の形状が観察できます。 


  「玉滴石」 (チェコ産)

 かなり変わった石ですが、これはオパールの一種だそうです。 名前の通り、「水滴」のような美しさがありますね。 ちょっと不思議な感じがします。 実はかなり気に入っている石です。 不思議だなー不思議だなー。


  「青水晶」 (スペイン産)

 最近手に入れたばかりのアコガレの水晶。 スペインのマラガでしか採れない物で、結構珍しい水晶です。 青水晶は、この写真のように結晶が小さくて結晶面が不揃いなのが特徴らしく、色も灰色に近い青です。(実物は写真より、もう少しグレイがかっています) アエリナイト(Aerinite)という青色の鉱物が含まれているために、このような微妙なニュアンスの青色になる、ということですが…アエリナイトって…?(<だから、勉強しなさいってばっ) とにかく、非常に面白い石です。 


  「青水晶」 (スペイン産)

 上と同様、青水晶。もちろん産地も同じマラガ産。 こちらはさらに薄い色で、ほぼグレイに近いです。 こんな色も面白い。 ちなみに、天然の青色水晶はこの産地のものだけなので、 「珍しい青水晶(ブルークォーツ)のアクセサリー!」とか言って売っている「色鮮やかな青色水晶」は確実に色加工品です。  本物の青水晶はアクセサリーにできるほど大きな結晶は採れないのじゃないかな〜、と思います。調べたわけじゃないので断言はできないですが。  


  「アズロマラカイト」 (モロッコ産)

 藍色と緑のコントラストが綺麗な石。中世の絵の背景のような雰囲気があります。 青い部分はアズライト(藍銅鉱)、緑の部分はマラカイト(孔雀石)。 これはアズライトの一部がマラカイトに置換された石で、両者の名前をとって 「アズロマラカイト」 と呼ばれています。 アズライトはいわゆる「藍色」の顔料になるもので、単結晶は透き通っていて、宝石のように美しい石です。 この標本もよく見ると濃い透明な部分があります。結晶の形も見られて面白いです。 


  「マラカイト(孔雀石)」 (コンゴ産)

 縞模様が美しい緑色の石。(なんでも、かのクレオパトラがアイシャドウの原料にしていたらしい)その独特な柄が孔雀の羽に似ているのですね。 「孔雀石」というと思い出すのがロシア、ウラル地方の民話 「石の花」。石工と山の女王の幻想的な話なんですが、その中に「孔雀石を削って作った薄板は、美しい緑で縞模様が素晴らしい」というのがあって。 どんな石なんだろう、とあれこれ思い描いていたものでした。これはそのイメージにピッタリの、お気に入りの石です。普通は「そのままの石」が好きなのですが、これは縞模様がよく見える磨き石を選びました。 


  「菱マンガン鉱」 (ペルー産)

 別名インカローズ、またはロードクロサイト。といえばアクセサリーで人気のアノ石です。 前のページに塊状になっているモノをのせましたが、こちらはきちんと結晶になっているものです。 尖った牙状の結晶がたくさん見えます。 色も濃く、透明度も高い、良い石だと思います。 ちょっとザクロを割ったところみたいですね。