切手の小部屋 7
 西ドイツの 「グリム童話」 シリーズ。 

同じ童話シリーズでも、ちょっとテイストが違います。こちらはより 「カワイイ」 感じでしょうか。(けど、やっぱりコワイんだけど…(笑))


 
 「狼と七匹の子ヤギ」 西ドイツ(1962) 

 おかあさん、いってらっしゃーい! 

…って、…え?ヤギのお母さんて農耕しに行くんだったの? 


 
 「狼と七匹の子ヤギ」 西ドイツ(1962) 

 ほーら、白いお手々だろ?おかーさんだよぉぉ〜。

棚の上のにんじんだか赤かぶだかが妙に印象的。


 
 「狼と七匹の子ヤギ」 西ドイツ(1962) 

 きゃーーっ、おおかみだ、おおかみだーーっ

あ、もう3匹食べられちゃってる! で、1匹だけちゃんと時計の中に飛び込んでますね。芸が細かい。 あと、狼はどうやらバイエルンの出身らしい…(笑) 


 
 「狼と七匹の子ヤギ」 西ドイツ(1962) 

 どぼーん、ぶくぶく。 わーいやったやったーー。

ほっ、無事7匹に戻りました。 え?6匹しかいないって? ちゃんといますよ、ほら、よーく探してください。 


 
 「白雪姫」 西ドイツ(1963)

 鏡よ、鏡。 世界で一番美しいのはだぁれ〜?

でも、このお妃、人が良さそうに見えるんですが…。 しかも、こんな大事な鏡にクシぶらさげてるし。(<それは関係ない)


 
 「白雪姫」 西ドイツ(1963)

 はやく、くれー。はやくはやく〜。 はいはい、順番順番♪

小人がみんなすっごく楽しそうなんだなぁ〜。けど、白雪ちゃんのポーズは「おあずけ」みたいで、ちょっとイジワルっぽい…(笑)


 
 「白雪姫」 西ドイツ(1963)

 ほらお食べ、おいしいよ。 いただきます…あっ

食べて倒れる 「瞬間」 を見事にデザインしてあるところがスゴイ。 りんごが「お妃用の青」と「白雪用の赤」にちゃんと色分けされているのも細かいです。


 
 「白雪姫」 西ドイツ(1963)

 えーん、えーん。白雪ちゃ〜ん。 おおっ、なんと美しい姫だ!

泣いている小人がとってもけなげな感じでイイですね。棺の描き方も秀逸。


 
 「いばら姫」 西ドイツ(1964)

 えーい、あたしゃどーせ悪い予言者だよ。呪ってやるぅ〜!

なかなか悪者っぽくてイイ顔してます。 そして赤ちゃんが激カワイイ♪


 
 「いばら姫」 西ドイツ(1966)

 まぁ、その楽しそうなモノはなぁに?

あんなにカワイかったのに、成長したらこんな顔になっちゃうとは…。<大変しつれい


 
 「いばら姫」 西ドイツ(1966)

 ををっ、なんと、こんなところに美しい姫が眠っているぞっ!

イバラのデザインがシンプルなのにとても素敵です。


 
 「いばら姫」 西ドイツ(1966)

 をらをら、ちゃんと働かんかいっ!(ぺしっ) いてっ!

さて、この絵ですが。なんだこれ?と思いませんか? でも、原作を読むと確かに書いてあります。「姫が目覚めると、城中の者が一度に動き出しました。かまどの火はまた燃え始め、コックは弟子をバシッと叩いて、弟子は痛!と言いました。」 …なるほど。 結婚式じゃなく、たった一行だけの、しかも超脇役のシーンをわざわざ切手の図案にするってところが、さすがですね。 イカス!